ロシア ホームステイ 体験記

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ロシアへのホームステイで注意したほうが良いこと、楽しめることをロシアへのホームステイ体験談やエピソードも交えながら解説します。

ロシア人の国民性とロシアでのマナー









[ロシア人の国民性]

ロシア人は一般的に日本人よりも物事にルーズな面があります。 これは時間を守るという点においても同じく言えることです。 なので細かいことを気にしてしまう方や、時間を少しでも守れない人に 我慢できない人は多くのロシア人と馬が合わないかもしれません。 ただこのルーズさから来てるのかどうかは分かりませんが、おおらかな人が多いです。 ちょっとくらいのことでは気持ちをひどく動揺させたりすることはないです。 また見知らぬ人に対して優しい人が多いです。 道を聞いたりするととても親切になって教えてくれます。 最後にこれは僕のロシア人の友達が言っていたことなのですが、創造的な方が多いそうです。

まとめるとロシア人の国民性は物事にルーズ(適当)、時間にルーズ、おおらか、優しい、創造的 ということです!



[ロシア人にとってに失礼になる行為]

相手が誕生日の時に偶数本の花を贈ること(奇数本はOK)

プレゼントとして花を渡す時には絶対に奇数本(1本や3本など)にして渡すようにしてください。 ロシア人は花を渡されるのは基本的に好きなので、気になる子がいるようでしたら、是非試してください^^

少し分かりにくいですが上の写真では18本の花を渡してるのでダメな例です。



話しているときに相手の目を見ることは大切(見ないと怒る人も)

ロシアの人との会話マナーとしまして、「会話中にアイコンタクトを取ること」はとても大切です。 日本ではあまり相手をじろじろ見るのは良しとされませんが、ロシアではそのことは忘れてください。 ロシアでは会話の際に相手の目をしっかり見て話さないと、会話相手はあなたに蔑ろにされていると感じることがあります。 時には「話す時は私の目を見て!」と怒る方もいらっしゃいます。 会話相手の存在を認めるという意味で相手とアイコンタクトをとることは重要なようです。



プライベートなこと、家族のことをすぐに聞こはうとするのはNG

日本人の若い男女の打ち解けるための話として話し相手に彼氏/彼女の有無を聞くことが挙げられると思いますが、 ロシアではご法度です。 まだ親しくない人に対してプライベートなことを聞き出すのは失礼なことに当たるという考えがロシアにはあるからです。 なのでもし相手にパートナーがいるかどうか知りたいと思っても、 相手とそれなりに親しい関係になるまでそういった類の質問は避けてください。 また家族の話を聞こうとするのも基本的にNGです。


注意すること

[ホームステイ先で注意すること]

洗濯機

ホームステイ中に衣服を洗濯したくなることは誰しもあると思います。 そこでホームステイ先では洗濯をやってくれるかどうかの確認をしましょう。 おそらくやってくれる場合は1回につきいくらか支払うことになると思います。 私の場合は1回250ルーブリ(約750円)を毎回出していました←今考えるとめちゃくちゃぼったくりですよね^^ なので衣服はできるだけ着まわし、溜めた後に出すようにしましょう



シャワー

ホームステイ先ではシャワーを借りることができると思います。 ただ気をつけて欲しいのが、ホームステイ先によってシャワー習慣は異なるということです。 「毎日シャワーを浴びてもいい」というホストマザーがいれば、「何日かに一回」というホストマザーもいると思います。 私の場合は「2日に1回、1回の使用時間は約10分以内」といった感じでした。 なので浴びれない日は市販のウェットティッシュで体を拭いて我慢してました。



キッチンの使用可否

キッチンはホームステイ先によって使用可能か異なります。 私の場合、キッチンは使用不可で、そのことをまだ理解していない時に、 冷凍食品を買い電子レンジを借りるためキッチンに行くとホストマザーはとても怒りました。 はい、私だいぶ怒られました^^ みなさんもこのようなトラブルを起こさないためにもキッチンの使用可否は しっかり確認するようにしてください。



友達を連れてきていいかどうか

友達をホームステイ先に連れて来ていいかは個人的には非常に重要に感じました。 私がロシアに行ったのは正に極寒の時期である2月3月のことでした。 せっかくできたロシアの友達と仲良くなっても、常に外で遊ぶことはもちろんできません。 そんなことしてたら死にます← そこで大切になってくるのがカフェやショッピングモールなどですが、どうしてもお金がかかってしまいます。 そんな中家に友達を呼べれば、気楽に遊ぶことができるのです。 ただし私の場合はホストマザーに「友達をつれて来ていい?」と聞くと、「Нет(ダメ)」の一点張りでした。。。 ホームステイをするにあたってホストマザーと契約を結ぶのですが、 契約に入ってないことは何もできないと思っていたほうがよさそうです。



外泊OKかどうか

ホームステイ先以外で外泊したい場合はその許可を事前に得ましょう。 了承をもらった場合のみ外泊OKとなります。 理由としてホストマザーは私たちのロシアでの生活の責任を負うことに なっているためです。 なのでホストマザーがOKといわない限りは外泊はダメです。 ただしこれを禁止するホストマザーはそうそういないと思われます。 私もロシア滞在最後の10日間はほとんど外泊となっていました。 外泊OKになると小旅行が可能になりますので是非許可をもらって外泊してください!



ホームステイ宅での食事

ホームステイ先によって異なりますが、食事が出るホームステイも多々存在します。 彼らの作る料理は基本的に量が多く、おいしいです^^ なのですが、そこはどうしてもロシア。 日本人の私たちとは味覚の違いや食習慣の違いは当然存在します。 どうしても口に合わない料理が出てくることもあります。 そんな時に絶対やってはいけないのが、口に合わないのに「おいしい」といってしまうことです。 そうしてしまうと何回も口に合わないものをを食べることになりかねません。 そうしてしまうとお互いにとって良い関係ではありません。 なぜなら口で「おいしい」と言っても、いつかは表情がおいしいと言っていないことにホストマザーは気づいてしまうからです。 もちろん私たちも口に合わないものを食べるのは嬉しくないですよね。 ホストマザーも私たちが何を食べれて、何を食べれないのか気をつけてくれています。 なのでそこはしっかりと「作ってくれたのは嬉しいけど、口に合わない」ということをしっかりと伝えるようにしましょう。 そうすることで次の食卓からは口に合わない料理が食卓に並ぶことはなくなります。



お土産

ホストマザーには契約金としてお金を支払いますが、 それとは別に感謝の気持ちを表すために簡単なお土産を用意してホームステイに望むと良いでしょう。 簡単なものでも何でもいいですが、日本の伝統的なもの (箸、扇子、風呂敷などなど)を渡すときっと喜ばれると思います。 私の場合は箸や風呂敷をプレゼントしました。 日本独自の食べ物をプレゼントしてもいいかもしれません。 ただ食べ物の場合は相手の口に合わなかった際に、微妙な空気になるかもしれないので、やはり物がおすすめです。

[外で注意すること]

差別されても知らん振り

悲しいことですが、いまだにロシアでもごく一部の人は人種差別をすることもあります。 彼らは基本的になにかおちょくるようなことを口にしてきますが、 こちらが気にしないようにしなければ襲ってくるといったことはそうそうありません。 ただひとつ本当に気をつけて欲しいのが、「売られたけんかがあっても絶対に買わない」ということです。

こんなエピソードがあります。

日本からの語学留学でロシアに行ったA君はロシア人のガールフレンドと一緒に散歩していました。 そこに一人の若いロシア人がA君が道を通れないように足を伸ばしてきました。 A君は怒り、その足を蹴り上げました。そのまま進もうと考えたのです。 しかし、影から若いロシア人の友達と思われるやつらが何人も出てきました。 A君はそのままリンチされました。 その時の傷は本当にひどく、全身いたるところを骨折してしまったそうです。 これは実際に合った話です。 特に気をつけて欲しいのが、ロシアの特別休日となっている 5月9日です。 この日はロシアの「戦勝記念日」なのですが、 ロシアの人種差別主義者やネオナチなどはこの日に向けていろいろと準備をしているそうです。 なので5月9日にはパレードなども行われるのですが、絶対に一人で出かけることはしないようにしてください! ちなみに上記のA君がリンチされたのもその日のことだそうです。

もちろん喧嘩を売るようなことをしてきたロシア人が悪かったということができます。 ただ相手にせず喧嘩を買わなければ、怪我をするような事態になることは避けられたはずです。 売られた喧嘩があっても絶対に買わないでください。 絶対に。。。 ロシアでは現在中国人移民が増えているためそのことを良く思ってない人も多く、 差別意識が再び強くなってきているのが現状のようです。 差別対象にされるのはアジア系の男性が最もターゲットにされやすいそうです。 なのでロシアに行かれる方は本当に気をつけてください。 私も現地で2度ほど喧嘩を売られるようなことがありましたが、 幸い何事もなく無事に日本に帰ってくることができました。 まあ私の場合は日本で喧嘩を売られたとしてもなりふり構わず逃げますが^^ 腕っ節に自信がある方でもトラブルは避けるようにしてください。 相手は何人いるのか分からないのです。 基本的に差別をしてくる人たちは一人ではなく、複数人で行動していることが多いです。



観光名所ではすりに気をつけて

これも気をつけなければならないことのひとつです。 日本ですりに会うことはめったにありませんが、ロシアにはすりは結構います。 これは地下鉄だけでなく、路面電車や電気バスの中にもよくいるのです。 常に公共交通機関を利用する際は荷物に気を配るようにしましょう。 基本的にバッグなどは自分の前に下げるようにしましょう。 ポケットに長財布を入れたりしたら、すりに「どうぞ盗んでください」といっているようなことになります。 貴重品は必ずバッグに入れるようにしましょう。 バッグもチャックが閉められないタイプは使わないようにしてください。 とても危険です。 できればバッグの生地も厚く丈夫なものの方がいいようです。



電車の中で寝るのは論外

電車の中にスリはいます。 これは事実です。 このことを認識した時に、電車で寝るという日本では当たり前のことをロシアでは絶対にしないでください。 本当に危険です。



深夜外出は危ない

ロシアでは深夜遅い時間に夜をふらつくのはとても危険な行為です。 日本のようにおまわりさんが巡回してることなんてありません。 自分が危ない目に遭いたくなかったらまずはそうならないような行動を心掛けるのが最善の対策です。



ロシアの警察に注意を

ロシアの警察は日本のそれとはまったく別物だと考えてください。 私は被害に合ったことはありませんが、 ロシアの警察は基本的に賄賂をもらうことしか考えていないようです。 なのでロシアへの入国許可証(ビザ)やパスポートなどを持ち合わせていない時に 身分証明を行われた際はとにかく賄賂を要求してくると思います。 そういった場面に遭ってしまった場合でロシア語をうまく話せない時は 「日本大使館に連絡してくれ」とだけ言うようにしてください。 地球の歩き方などガイドブックに大使館の連絡先は載っています。 それ以外は絶対に言わないようにしてください。 さもないと脅され、多額のお金を譲渡することになります。

ロシアの警察:「賄賂くれ!賄賂」
みたいな感じです^^


楽しいロシアの生活を

[楽しいロシアの生活を]

僕のロシアでのエピソード

ここまで注意ばかり書いてしまいましたが、基本的に危ないと思われることを避けるようにし、 少しの冒険心を持ってロシアでの生活を楽しむようにすればとても楽しい滞在になるはずです。 僕のエピソードとしてある個人経営のハンバーガー屋さんに入り、ハンバーガーを持ち帰りで買うため 「С TOбОЙ(ス タボーイ)」と言った所、おばちゃん店員さんにとても笑われてしまいました。 その時はよく分からなかったのですが、店を出て待っていた友達にその話をすると 、「С TOбОЙ」は「君とともに」となるというのです。 お持ち帰りをする際に言う正しい言葉は「С СOбОЙ(ス サボーイ)」でした。

そうです。。。。。


私はそうとも気づかず、おばちゃんをナンパしていたのです。 それも多くの人がいる中で。。。 今思い出しても恥ずかしくて死にたくなります(笑) しかもそれが人生初のナンパ体験なんて(泣) それはさんざんな体験でした。。

ただ今となってはその体験を含めてロシアでの生活はとても楽しいものだったということができます。 ロシアは四季の違いがとても顕著に見て取れる国ですので、 行く季節によってロシアはまったく違う国に見えると思います。 私が行った際はとにかくきれいな雪国といった感じでした。 夜暗い中街頭の薄黄金色のライトに路面に降り積もっていた雪が 照らされていた時のあの美しい光景は今でも目に焼きついています。

興味がある方はご覧ください!

語学留学でのおすすめ会社

またもしサンクトペテルブルクに語学留学に行きたいという方はJICを利用することをおすすめします。 JICではサンクトペテルブルクに現地滞在員もいますので、いざという時に心強いです。 最初に顔を合わせた際にロシアでの携帯電話を契約するのも手伝ってくれます。 ロシアでは安い携帯電話で新品3000円程度から買うことができるので是非使ってみてください! お金は使う分だけチャージするといったプリペイド式となっています。

また私が行った時は、現地滞在員の方がサンクトペテルブルク国立大学 で現地滞在員の方が講師としても働いており、日本語の授業に招待してくれたこともありました。 これはロシア人の友達を作るとても大きな助けとなります。

なのでロシア人の友達を作りたいという方にはとてもおすすめです。 実際語学留学でサンクトペテルブルク国立大学に行くと、 教師以外のロシア人と関わることはありません。 (ロシア人以外がロシア語を学ぶキャンパスとなっているため) また私が学んでいた場所では、中国人留学生が全体の60%程度で、 残りの30%が欧州系、その他10%といった感じでした。 おそらく他の語学学習機関でも同じことだと思います。 せっかくロシアにいるならロシア人の友達が欲しいですよね!

皆さんも自分の滞在を精一杯楽しんでください! 基本的なことを守るようにすれば安全で楽しい滞在となるはずです! では!